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海神社(わたつみじんじゃ)

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海神社(わたつみじんじゃ)は、神仏霊場巡拝の道73番(兵庫8番)札所で
JR垂水駅前にあります。
古くはアマ神社、又はタルミ神社と呼ばれ、現在では一般には
カイ神社とも呼ばれます。
延喜式神名帳』では名神大社に列せられ、旧社格は官幣中社、
伊和神社粒坐天照神社(いいぼにますあまてらすじんじゃ)と
ともに播磨三大社とされています。
社殿の南側には垂水漁港があり、浜大鳥居が建立されています。
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拝殿
社伝によると、神功皇后が三韓征伐からの帰途、当地の海上で暴風雨が
起こって船が進めなくなったため、皇后が綿津見三神を祀ると暴風雨が治まり、
その縁でこの地に綿津見三神を祀る社殿を建てたのが始まりと伝わります。

当地周辺には縄文・弥生時代の住居跡・土器などが発掘され、
西方約550mの所には兵庫県下最大の前方後円墳である五色塚古墳があります。
4世紀末~5世紀初頭(古墳時代前期末~中期初頭)頃の築造と推定され、
墳丘を覆っていた茸石は、淡路島から運ばれたと判明しました。

古来からこの地が陸上のみならず海上交通の要所であり、
海事に関係する人々が多く存在していたことがうかがえます。
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本殿
主祭神は、上津綿津見神(うわつわたつみのかみ)、
中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)、底津綿津見神
(そこつわたつみのかみ)の海神三座が祀られています。
上津綿津見神は海上で航海の神、中津綿津見神は海中で漁業の神、
底津綿津見神は海底で海藻や塩の神とされています。
綿津見三神は綿津見大神と総称されています。

また、大日孁貴尊(おおひるめのむちのみこと)が配祀されています。
大日孁貴尊とは天照皇大神の別称であり、綿津見大神や住吉三神、
そして素戔嗚尊とともに伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊
(いざなみのみこと)との二神の間に生まれた兄弟に当たる神でもあります。

綿津見大神の娘・豊玉姫尊(とよたまひめのみこと)は彦火々出見尊
(ひこほほでみのみこと)に嫁がれて、鵜鶿草葺不合尊
(うがやふきあえずのみこと)を産みました。
そのとき大変安産であったところから、安産の神でもあり、彦火々出見尊は
満珠干珠(みつたまひるたま)の霊力によって水をつかさどり、
厄難を去る神であるところから、水産業・農業をはじめ水によって
生計を立てる人の守護神であり、開運厄除の神とされています。
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本殿の右側に天神社があります。
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本殿の左側に稲荷大神・蛭子大神・猿田彦大神が祀られた社殿があります。
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境内の西側には七福神の石像が祀られています。

JRで須磨駅まで行き、須磨寺へ向かいます。
続く

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