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史跡 長岡宮跡

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阪急京都線「西向日駅」から北50mの所に「史跡長岡宮朝堂院公園」があり、
公園内には案内所があります。
案内所内には、向日市内の遺跡を紹介したパンフレットが置かれていますので、
向日市を探索するには、必要なアイテムです。
開所時間は、午前10時から午後5時までですが、
午後0時から午後1時までは昼休みです。
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長岡宮
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公園の向かい、民家の生垣の間に「長岡宮朝堂院会昌(かいしょう)門跡」の
石碑が建っています。
1955年、長岡京跡の発掘調査はここから始まりました。
会昌門は、平安京での名称で、長岡宮では朝堂院南門と称されています。
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公園内に戻ると、道路際に南門の柱跡が円筒状のコンクリートで示されています。
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南門から廻廊がL字型に曲がって、翔鸞楼(しょうらんろう)へと続いているのが、砂地によって示されています。
砂地の部分にも、丸い柱の跡が見られます。
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翔鸞楼跡です。
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公園内には、朝堂院第四堂跡も残されています。
といっても、ただ平らな草地だけですけど...
朝堂院は、今の国会議事堂のような施設で、東西に四堂ずつ、
計八堂からなっていました。
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公園前の通りを北へ進むと「大極殿」という地名が残され、
直ぐ近くに大極殿跡があります。
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公園の入口には、宝幢(ほうどう)を建てた柱が再現されています。
宝幢とは、辞書で調べてみると「宝珠で飾った幢(はた)」、
幢とは「儀式などに用いた旗の一種」の意味だそうです。
現地説明文によると、「元旦に朝賀の儀式が行われ、
その際大極殿に7本の宝幢が建てられた」とあります。
宝幢とは、古代中国伝来の儀式用旗飾りで、長さ9mの大柱の上に、
青龍、朱雀、白虎、玄武の四神の絵と、鳥、月、日の飾り物が
掲げられたとのことです。
宝幢は、大極殿の前約百尺(29.6m)の位置に、東西方向に3mごとに並んでいて、1997年の発掘調査では東側3本の柱の掘跡が見つかり、
その内の2基が再現されています。
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公園内には、「史跡・長岡宮跡」の石碑と説明板が数基設置されているだけで、
少し寂しく感じました。
平城宮のようなものが建設されると、観光名所になるように思います。
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奥の方では、まだ発掘調査が行われているのでしょうか?
フェンスで囲われ、立ち入りが禁じられていました。
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看板には、当時のイメージ図が描かれていますが、大極殿や朝堂院の建物は、
難波宮(なにわのみや)の物を解体して移築されたそうです。
昭和39年、長岡宮跡は国の史跡に指定されました。

先ほどの「大極殿」の交差点まで戻り、北真教寺へ向かいます。
続く

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