Quantcast
Channel: kor**kor*_ishik*r*のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 497

八幡宮~金蔵寺・御堂(不動堂)

$
0
0
イメージ 1

府道733号線を進み、京都縦貫道をくぐった先に、街道に面して
八幡宮社(やわたぐうしゃ)があります。
八幡宮社は、長峰八幡宮とも呼ばれています。
八幡宮社の所在地は、大原野石作町で大歳神社の相殿に祀られている、
石作神社の旧鎮座地とされている2社の内の1社です。
イメージ 2
二の鳥居の先に手水舎がありますが、水は出ていません。
イメージ 3
イメージ 5
八幡宮社は、古墳の上に建てられています。
イメージ 4
本殿の下には、片袖式横穴式石室があり、石垣には入口らしき穴が見られますが、
人が入るには小さいような気がします。
古墳時代後期のもので、玄室の高さ1.2m、長さ2.95m、幅0.98m、
羨道部の高さ1.1m、長さ1.25m、幅1.47mだそうです。
イメージ 6
八幡宮社の祭神は、應神天皇と天照大神とされていますが、
なぜか八幡神の神使いである鳩の石像があります。
イメージ 7
イメージ 8
拝殿にも、鳩が彫られています。
イメージ 9イメージ 10


















瓦にも鳩が...
イメージ 11
社殿前に立つ御神木のクスノキは、幹周りの太さから歴史を感じさせます。
イメージ 12
反対側には、「区民誇りの木」であるかごの木が存在感を感じさせています。
イメージ 13
参道の横は「かごの木ひろば」で、遊具が設置されています。
イメージ 14イメージ 15










ひろばの道路側に稲荷社の小さな祠が二つありました。
イメージ 16

境内の上部、東側に長峰城の主郭跡の遺構があるらしいのですが、
ひろばからの階段を上がってみても、雑草が繁り、切り倒された樹木が
積まれていたりして、場所を確認することはできませんでした。
イメージ 17イメージ 18









































バスの時間を確認したのですが、本数が少ないので15:56分桂駅東口行きに
間に合うように戻りたいと思います。
但し、平日用で、土・日は16:35になります。
イメージ 19
バス停の近くに長峯寺があります。
バス停の手前から長峯寺に入ると、手前に井戸があり、
その奥に小さな祠が祀られています。
イメージ 20
長峯寺は、石垣に護られ、堂々と佇んでいるように見受けられます。
イメージ 21
石段を上がった所に本堂があり、「一隅を照らす」と貼られていました。
長峯寺は天台宗の寺で金蔵寺の末寺です。
室町時代の永享元年(1429)の創建と伝わりますが、
その後の火災で詳細は不明だそうです。
イメージ 22
本堂の前を左に進むと、多くの地蔵像が祀られています。
イメージ 23
地蔵像の先にも山門があり、長峰のバス停を直角に曲がった
733号線に面しています。
こちらの方の門に寺号が掛かっています。
イメージ 24
長峰のバス停からかなり進んだ先に、「この先行き止まり」の看板が立つ
分かれ道があります。
イメージ 25
その道に入ると、急な上り坂で突き当りが階段になっています。
階段の手前に橋があって、その先に「石井神社(いわいじんじゃ)」
と書かれた道標らしきものが見えます。
車で来ても、道は狭く駐車するスペースもありませんのでご注意ください。
イメージ 26
石井神社へは、橋を渡り、手入れされていない山道を10分くらい登ります。
枯れた竹が倒れて道を塞いだりしていますので、跨いだり、
下をくぐったりして進みます。
イメージ 27
イメージ 28
石井神社は、奈良時代~平安時代に金蔵寺護摩堂の奥にある「御香泉」と呼ばれる井戸の上に創建されました。
平安時代に編纂された「日本三代実録」には、元慶4年(880)に
「山城国正六位上石坐神」の名があり、従五位下の神格が授けられた、
との記載が残されています。
延長5年(927)に出版された延喜式神名帳には、
「石井(いはいの)神社」と記されています。
石井神社は、かって清水を神格化した水神の古社です。
昭和28年(1953)、石井神社は氏子の方々の要望で、現在地に遷されました。
イメージ 29
山王社
現在地には、山王社が祀られていましたが、合祀され石井神社と改称されました。

階段を上って733号線に出ます。
道は細く曲がりくねっていますので、自動車の離合は困難です。
もっとも、出会ったのは、地元の人だと思われる軽トラック1台と、
5台のオートバイと人が一人だけでした。
イメージ 30
しばらく進むと、金蔵寺の入亀山霊園があり、その中の石段を上ります。
最上部に、金蔵寺を開山された隆豊禅師の墓である五輪塔が建ち、
その周囲に歴代の住職が葬られています。
イメージ 31
霊園の上へ出ると、733号線を挟んで御堂(不動堂)が建っています。
御堂は昭和55年(1980)に、信者の方々によって再建されました。
イメージ 32
ここに安置されている不動明王像は、隆豊禅師が晩年、自ら彫られたもので、
1300年余り前の石仏です。
この不動明王像は、「一つの願いは叶う」とされ「一願不動明王」と
称されています。
イメージ 33
御堂前には、「不動坂石像開山作」と刻まれた石碑が建っています。
イメージ 34
御堂横には、美少年の墓として「梅若丸」と「律師桂海」のものが並んでいます。

金蔵寺まで、もうすぐです。
続く




Viewing all articles
Browse latest Browse all 497

Trending Articles