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青岸渡寺・熊野那智大社及び飛瀧神社

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青岸渡寺熊野那智大社及び飛瀧神社の詳細は前回の記事を参照してください。
今回は前回の増補版です。
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青岸渡寺・熊野那智大社への参道の石段を上ります。
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那智大社一の鳥居
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一の鳥居が建つ傍らに児宮多富気王子神社があります。
江戸時代、多富気王子跡にあった社殿が明治10年(1877)に現在地に遷されました。
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狛犬
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二の鳥居
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当日、那智大社では権現講祭が斎行されていました。
宮司により神道護摩の焚き上げがあると解説されていましたが、
斎場は別の場所のようです。
青葉に火が付けれ、煙によって清められる儀式のようです。
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前回、見つけることができなかった烏石は若宮の前にありました。
若宮には天照大神が祀られ、天照大神が遣わした八咫烏は、
神武天皇を大和まで道案内した後、この地に戻り石に姿を変え
休んでいると伝わっています。
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日本一ジャンボなおみくじ。
これで大吉が出れば...と期待していたものの...

青岸渡寺へ移ります。
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本堂内にある日本一の大鰐口。
天正18年(1590)に豊臣秀吉によって本堂が再建された際に、
寄進された直径1.4m、重量450kgの大鰐口。
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役行者像
熊野から吉野にいたる大峰山系は、修験道の開祖と仰がれる
役行者(えんのぎょうじゃ、役小角)が開いた修行の場であり、
数多くある霊山の中心とされています。
修験の語源は「修行して迷いを除き、験徳をあらわす」ことから来ています。
修験者は山に伏して修行するところから「山伏」とも呼ばれています。
修験道の祖とされる役行者は、7世紀末から8世紀初め頃実在した呪術師です。
文武天皇3年(699)に、妖術をつかって民衆をまどわしていると、弟子の
韓国広足(からくにのひろたり)から訴えられたため、伊豆に流刑となりました。
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 賓頭盧 頗羅堕 (びんずる はらだ)像。
サンスクリット語ピンドーラ・バーラドヴァージャを漢字で音写したものです。
賓頭盧尊者像の方が一般的です。
賓頭盧 頗羅堕は、釈迦の弟子十六羅漢の一人で、説法は他の異論反論を許さず
ライオンのようであったため獅子吼第一といわれるようになりました。
本堂前や外陣(げじん)、回廊に安置されることが多く、江戸時代の中頃から
自分の病んでいる所と同じ場所を撫でると、病気や怪我が回復すると
信仰されるようになりました。
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本堂脇に大きく枝を伸ばして茂るイヌグスの大樹は、和歌山県の天然記念物に
指定されています。
イヌグスは、タブの木とも呼ばれ、葉は線香の材料になります。
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宝篋印塔は、鎌倉時代の元亨2年(1322)の銘があり、
国の重要文化財に指定されています。
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境内の那智の滝展望台から尊勝院が望めます。
尊勝院へ下ります。
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尊勝院は、かっては飛瀧権現(ひろうごんげん=那智滝)を管理していた
那智山執行職が代々にわたり居住した僧坊であったと伝わります。
中世以降は、皇族や貴族などが熊野を詣でた際の宿泊所となりました。
現在の建物は、江戸時代初期に再建されたものと思われ、
和歌山県の文化財に指定されています。
尊勝院には、那智山を開山した裸形上人像と尊勝院仏頂如来像が安置されています。
仏頂尊とは、如来の頭頂部にある盛り上がりを独立した仏として
神格化したものをさし、一般的には菩薩と同じ姿で表されていますが、
如来の姿をしたものもあります。
真理の体得者である如来にはさまざまな身体的特徴があり、
中でも頭頂部には特に神秘的な力が宿るとされました。
これが仏頂尊で、如来の優れた頭脳、人々を救済する知性を神格化したもの
とも解釈されます。
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尊勝院の横から三重塔へ向かいます。
前回は、日が西に傾き、光のバランスが悪かったのですが、
今回は人物が一人入ってしまいました。
那智大社の権現講祭で時間を費やしてしまったので、滝前バス停まで
急がなければなりません。
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那智の滝へと下る途中に「伏し拝み」と呼ばれる那智の滝の遥拝所があります。
毎年7月14日に行われる那智の火祭りでは、
扇立て神事が行われる聖地でもあります。
石垣と町石、建物跡の礎石が残されています。
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「伏し拝み」から下方向に残されている鎌倉積みの石段を下ります。
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この石段を下ってきて、滝前発11:06のバスで那智駅へ向かいます。
続く


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